ある世界への入り口を買いました
hiromi ono「角茄子」 5/12(日)に東京ビックサイトで開催されたデザインフェスタ(*1)に足を運んできました。旦那さんのご友人が油絵を出展するというお知らせを受けたためです。デザインフェスタとは、絵画以外にもイラスト、工芸、服、パフォーマンスあり、いわば大人の文化祭といいましょうか。コミケ(同人誌即売会)のオールジャンル版のようなもので、その場で作品を買うことができます。全てが鑑賞や実用に堪えるレベルかと言うと難しいものもありますが、手先の器用さという意味では皆かなりの腕前で舌を巻くものがあります。 このご友人の絵の実力については旦那さんは一目置いています。その昔お宅にお邪魔したときに手押しポンプの井戸の絵を見せてもらったそうです。なんでも高校時代に描いて賞を取ったものなんだとか。全体的に暗いトーンなのですが、ポンプ部分の丸みが圧倒的な存在感、旦那さんが感じたことのない現実感として迫ってきたといいます。ただの手押しポンプの井戸でもご友人にはこんな風に見えるのだ(もちろん絵として表現する技術があってのことですがね)、目で見える世界というものを考え直すきっかけになったんですって。