妊婦生活前半戦ふりかえり

こう言ってはなんですが、旦那さんはかなりいい年です。夫のじゅんさんとは「結婚したら子どもができるといいねー」というノリでいたものの、ひょっとすると夫婦二人でこれからも生活していくかもしれないという心づもりでいました。先に結婚された周りのご友人を見ても、子どもがいらっしゃらなくて仲良くやっているカップルも多く、いまいち子どもを持つということが想像ができなかったようです。

入籍して二人の新生活が落ち着いた約1ヶ月後、今度は後回しになっていた結婚式の準備に取り掛かります。「お庭のきれいな式場を選んだから、紅葉がキレイな11月末から12月初めがいいね。」と会場予約した矢先でした。旦那さんは女性特有の月のくるべきものが来ないのと、基礎体温を計ると高温が続いているという生理現象で、すぐさま病院にかかります。そこで妊娠がわかったのです。

旦那さん、そしてじゅんさんはと言うと、喜び爆発…というより、二人揃ってぽかーん。じゅんさんの第一声も「え、そうなの? …そう。そうなんだ。」というそっけないもの。ぼうっとしてまもなく旦那さんは結婚式の予約が頭をよぎります。「12月は妊娠8ヶ月だよ。お腹大きいよ。ドレス着れないよ!」 急いで式場予約を前倒しの10月に変更します。

喜びよりも「なんで?」という疑問に近いファーストインパクトでしたが、ほどなく2012年6月23日放送のNHKスペシャルの「産みたいのに 産めない~卵子老化の衝撃~」(*1)を見て、なんと自分たちは幸運だったのだろうと旦那さんとじゅんさんは畏れ多い気持ちになっていました。



■妊婦生活前半戦 週別記録

そんな旦那さんも妊婦になって5ヶ月がたちました。妊娠生活折り返しということで、今回は半年のまとめを備忘録として書いておこうと思います。旦那さんが妊娠がわかったときの戸惑い、人らしい姿をした赤ちゃんをエコーで見た日の感動、そしてつわりのひどさなど、日々の忙しさでどんどん押し流されていきますからね。

以下、妊娠0週0日(1ヶ月目)に当たるのを最終月経の開始日として、簡単な記録を記します。

5週目(2ヶ月目)【通院1回目】-妊娠検査薬検査と初めての産婦人科-
基礎体温が高く月経がこないため、妊娠検査薬で確認すると陽性。インターネットで調べて評判のよい近所の産婦人科に行く。妊娠確定。ただしエコーで見えたのが胎のう(赤ちゃんの納まる袋)のみなので、2週間後に赤ちゃんが育っているか心音を確認しにおいでと言われる。また区役所で母子手帳をもらってくるように、そしてここは産院のない病院なので産院を探すように言われる。また旦那さんはつわりも始まったようだ。1時間に1回オエっとなる感じ。

6週目(2ヶ月目)【通院2回目】-赤ちゃん心音確認とつわり開始-
病院で赤ちゃんの心音を確認。またこの週初めてつわりでダウン。旦那さんは胃から胸を全て取り替えたい感じだと訴え、会社を休む。この日はじゅんさんが風邪を引いて寝込んでいたが、妊娠初期は基礎体温が高いために免疫力が高まっているせいか、風邪はうつされない。しかし体温が高いせいで体力の消耗は激しいようだ。しかし食べ物は果物以外はほとんど受け付けない。特にダメになったのが煮干の出汁(味噌汁、ラーメンなど)と和食の甘辛醤油味付け(みたらし団子や佃煮など)と焼き菓子。

7週目(2ヶ月目)-会社への報告-
旦那さんはいつ会社に報告をしようか悩む。インターネット上の意見として流産の可能性もあるため12週まで報告を待ったというものがあったため、もう少し様子を見ることにする。ただし不安がつのるため、心許せる3児の先輩ママ社員に妊娠を相談。上司には早めに報告、メンバーには5ヶ月目に報告することに決める。先輩ママ社員の「つわりよりなにより自分の体が変化していくことに戸惑う」という言葉に共感して少し気持ちが軽くなったようだ。

8週目(3ヶ月目)-ひどいつわり-
家事が一切できないくらいひどいつわりが続き、じゅんさん代打。ありがとうございます。旦那さんは度々重要な会議があると言って、這うように会社に行く。何をしても治らないつわりに苛立ちと落ち込みを繰り返す。おいたわしや。私は会社についてくるなと言われているので心配してるのだが、しんどいときは20分くらいトイレの便座に座って上むきに反り返って寝ていれば少しは回復すると言っていた。

9週目(3ヶ月目)【通院3回目】-つわりの中で諏訪旅行-
病院での血液検査の結果を教えてもらう。人間ドッグで貧血で指摘されていたがその後の生活改善で健康そのものになっていた。産院のある病院に紹介状を書いてもらう。つわりは相変わらずひどいが、なんとこの週にじゅんさんとかねてより計画していた山梨-諏訪旅行に車で出かける。本当はやめたほうがよかったんだけど…。車で何度かつわりの気持ち悪さで意識を失っていたが(寝ていた)、山道を歩くとととたんに元気になる旦那さん。前世は修験者だったに違いない。

11週目(3ヶ月目)【通院4回目】-つわりの中で精力的に・・・-
産院のある病院に切り替えて初めての通院。赤ちゃんは順調に成長。インターネットや本には10週がつわりピークと書いてあったので、つわりが落ち着くのを心待ちにしていたのだがまったく納まる気配がない。何度か吐く。「家でじっとしていても吐き気は襲ってくる。何かしていたほうが気がまぎれる。」そういって旦那さんは仕事に出かけ、結婚式の打ち合わせ(1回3時間)を精力的にこなし、結婚を祝ってくれる友人を自宅に呼んでおしゃべりに興じ、歌舞伎に出かけていくのだった。…なんなの、この人。

13週目(4ヶ月目)【通院5回目】-エコーで赤ちゃんの人間らしい姿を確認-
通院。初めてエコーで赤ちゃんが人間の姿をしていることを確認。それまではどう見ても宇宙人…。手で目を擦っているようなポーズで手をグーパーグーパーしている。私にもわかりますよ。かわいい! またこの通院の日を境につわりがぐっと少なくなる。一番よかったのは食欲が戻ってきたこと。しかし頻尿が…、一晩に3回目も目が覚めることもあり、旦那さんすごぶる不機嫌。

15週目(4ヶ月目)-マタニティーショーツ購入-
お腹が丸く出てくる。Mサイズのショーツがきつくなったため、マタニティショーツを買いにいくも、それはまだガバガバに大きい。仕方なくLサイズのショーツを買い足す。

16週目(4ヶ月目)【通院6回目】-マイクで赤ちゃんの心音を確認-
通院。内部エコーでは大きすぎて全身像は写らない。その代わり今日は初めて早く脈打つ元気な心音を聞くことができた。助産師さんがマイクをお腹につけてしばらく心音を聞いていると、うっとうしかったのかポーズを変えたため心音が遠くなる。赤ちゃんがお腹で動いているんですね。

17週目(5ヶ月目)-マタニティーショーツ装着-
とうとうマタニティショーツ(デカパンツ)をはく。そして先週まで余裕で履けていたズボンが履けなくなっている。週末にマタニティウェアを購入しに行く。それまで少し残っていた吐き気もほとんどなくなり、さすがに5ヶ月目安定期と言われるだけあると旦那さんと喜ぶ。また赤ちゃんの胎動も感じられるようになったそうだ。感覚としてはガスのようなポコポコという動き。しかし私もじゅんさんもお腹に手をかざしても特に感じられません。残念。


さてこれから妊娠後半戦ですが、旦那さんの大嫌いな暑い夏を越え、大好きな散歩がはかどる秋、冬がやってきます。私も大江戸稲荷網をつかって散歩コースを組むなどして、旦那さんにはしっかり歩いて体重コントロールしてもらい、元気に赤ちゃんをこの世に送り出すお手伝いをしたいと思います。

(後半戦はこちら


<参考>
*1:NHKスペシャル「産みたいのに 産めない~卵子老化の衝撃~」(番組HP)



<紹介>
妊娠したらまずこの一冊

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