神田祭!

今週末は神田祭! 大江戸マスターソウルなる平将門が祭られた神社・神田明神のお祭りです。神田明神の氏子といえば、生粋の江戸っ子。お江戸育ちの私も血が騒ぎます。ただ今年は、すうちゃんを連れて人ごみに出るのは避けたいということでお祭り見物はお休み。代わりに2010年のレポートをアップします。興味ある方はぜひ出かけてみてくださいね。今週末はあいにくのお天気だそうですが、盛り上がるといいですね。

以下はLOVELOG版Messier Catalogue 27の2010年5月16日の記事の再投稿です。


神田祭!

旦那さんにつれていってもらいました。神田祭! 氏子じゃないんですけれど、やっぱり江戸っ子っつったらねぇ。私はこの武蔵野に200年くらい住んでますからね。それに去年ようやく将門公ご挨拶ツアーも済ませましたし(*1)、旦那さんも10年そこらのにわか仕込ですが江戸っ子になってきましたよ。



ご由緒書きから、お祭りについての記載を抜粋します。神田祭公式ページはこちら
【神田祭】江戸東京を代表する賑やかで壮観な祭礼
 天下祭と呼ばれ、日本三大祭、江戸三大祭の一つとしても有名です。
江戸の昔より、徳川幕府・江戸っ子の厚い崇敬を受けたことから天下祭・御用祭と称えられ、神田・日本橋を中心とする町々より三十六番の勇壮な山車が出され、それに加え曳き物・仮装行列などの附祭(つけまつり)も出され、江戸城内に入り徳川将軍が上覧した由緒ある祭礼でした。
 今日の神田祭は二年に一度、鳳輦(ほうれん)・神輿をはじめとする賑やかな大祭礼行列が、神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内の広大な氏子一〇八町会を一日がかりで巡行する「神幸祭(しんこうさい)」と、各氏子の町内神輿約二〇〇基が町で担がれ、神社へと迫力ある宮入をする「神輿宮入(みこしみやいり)」などが賑やかに行われております。



■四露死苦!町内会、よろしく!オフィス

今年はな、な、なんと平将門命奉斎700年。いつもは氏子さんたちが担ぐ神田明神の大神輿と、大手町・丸の内などのオフィス連合の将門塚保存会(*2)の大神輿は別ルートを取るのですが、初の揃いぶみ宮出。今年はさらに将門塚で、地区の子どともたちが引っ張る「大鯰と要石」、「大江山凱陣」が合流。



[図]左が将門塚保存会の大神輿、右が神田明神の大神輿




[図]「大鯰と要石」と「大江山凱陣」



私たちは本当は朝9:00、宮出に神田明神に駆けつけようと思ったのですが、旦那さんの寝坊で、12時に平将門首塚に直行することに。以前のご挨拶ツアーのおかげで、寸分の狂いもなくC5出口(大手町の三井物産真下)到着。すでに将門塚保存会の大神輿が到着しており、あとは神田明神の大神輿の到着を待つだけです。ここ将門塚で両方の神輿を奉安します。

さて神田明神の大神輿が到着です。そこではいつもは顔を合わさない神輿のメンバーが顔を合わせるわけですからね。火事となにやらは江戸の華というわけじゃございませんが、神田明神の大神輿を担ぐ氏子のおねえさんたちが「ほら、保存会の娘(コ)たち見なよ。やたらキレイなOL風じゃない?」と棘のありげな言葉を言って休憩していたのに居合わせてしまったりして…。

旦那さんは「彼女たちが心なしか地元レ○ィースのように見えるのは気のせい?」と私にこっそり耳打ち。それも法被の文字がヤ○キーの四露死苦文字に見えてしまうというのですから、地方でなめ猫やビーバップハイスクールや横浜銀蝿をモロに体験した旦那さん特有の現象でしょうかね(*3)。ご愛嬌ってことで。

確かに保存会のメンバーは多分社会人3年目以下だよねというやたらこざっぱりした若者たちや、スニーカーをはいて正直法被の着こなしがいまいちのキレイ目ギャル多数。白い法被が眩しいです。その点、氏子さんたちは、足は地下足袋(裏はゴム)、もしくはわらじという徹底振り。あとは鉢巻や女性の髪飾りも粋ですしね。男性はふんどしの人もいましたよ。あと法被が町内会ごとに異なり、色あせて年季が入っている。旦那さんのような素人でも違いがよくわかりました。

<法被いろいろ>
一部ですがいろんな法被の後ろ姿をフォーカスしてみました。神主さんもいますが。
写真の顔が判別できないように、一応加工してあります。







■不景気なんてふっとばせ

将門塚で奉幣の儀が終わった後、行列は日本橋三越に向かって、獅子頭(ししがしら) を先頭に(多分そんな生き物が2頭山車に乗っていた…)、お囃子、神田明神の大神輿、将門塚保存会の大神輿が続きます。






お囃子が先に先にと道を開き、チームワークよく担ぐための笛と掛け声が神輿におわす神と地を結びつけ、神輿が揺れるたびに鳴る鈴の音が花びらのように福を振りまく。いつもはクールなコンクリートジャングルの大手町がこんなに美しく思えた日はありませんでした。

並んで渡御する様子に、東京砂漠でのコミュニティの作り方に何かヒントを見た気がしました。その地区にオフィスがあるというだけではその土地とはなかなか繋がれないですが、祭りでご縁ができるのは新しいコミュニティの在り方なんじゃないかなとちょっとワクワクしてしまいました。土地というのは、文字通り地面の意味だけでなく、そこの歴史、すなわちそれはそこに住む人たちとそのご先祖様と繋がるという意味ですから、どんどん交流できるといいなと思います。

お祭りで人も家族も会社も日本も元気になるといいですね!


<参考>
*1:お江戸の北斗七星(平将門ご挨拶ツアー)(当Blog)
*2:神輿に燃えるビジネスマン(読売新聞HP)
*3:なめ猫(公式HP)
  ビーバップハイスクール(Wiki)
  横浜銀蝿(公式HP)


<紹介>


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