それゆけおっぱい大作戦(振り返り編)

すうちゃんが生まれて半年。すでに離乳食もスタートしていますがまだまだおっぱい大好きは健在です。「おっぱい飲もうか?」と旦那さんが声をかけると、目をキラキラ、手足をバタバタさせて喜びますから。もうかわいいんですよ。ほんと。旦那さんもおっぱいをくわえるすうちゃんの可愛さを閉じこめておきたいといつも言っていますし、飲む時間でもないのに胸に顔を近づけると口をちゅうちゅうするとその可愛さにた思わず授乳しています。甘やかしちゃダメですよー。

今では卒乳はそんなに急がなくてもよいという論調もあるようですし(*1)、授乳期間が長いとIQがのびるなんて記事も飛び出しています(*2)。様々な「べき」論に惑わされることなく、赤ちゃんが飲みたいと願えばお母さんが体調と相談し食習慣として許容できる範囲でお付き合いをしてあげるがいいのではないでしょうか。貴方と貴方の赤ちゃんとのコミュニケーションなのですから心の通じ合いを大切にしたいものですね。

さて、母乳育児を目指す方はおっぱいにトラブルがあると、母乳外来に通ったり、母乳育児の本を読んだり、母乳育児についてインターネットで調べたり、先輩お母さんの話を聞いたり、母乳によいといわれるものを試してみたりと様々なことに取り組んでいらっしゃるのではないでしょうか。旦那さんも出産して最初の一ヶ月はどうなることかと思いましたが、自然と軌道に乗ってくるものですね。今回はこんな感じでペースを掴んだよという簡単な授乳についての振り返りを記載したいと思います。

振り返るにあたりある母乳育児の本を読んだのですが、偶然だったのか「そんなことで母乳を諦めてどうするッ! ミルクに変えてどうする!」という叱咤激励系でした。有益な情報であるものの、旦那さんが出産直後にこれを読んだらどうなるだろう、追い詰められるかも…と思ったのも事実。しかも私はさる事情によりミルクで子育てせざるを得ないお母さんを数名知っているため、複雑な気持ちになってしまいました。もし厳しい論調を目の辺りにして逆に母乳育児が挫けそうなお母さんがいらっしゃったら、この記録が力になれれば幸いです。なお前回の「それゆけおっぱい大作戦」はこちら



授乳半年振り返り


以下は授乳について半年振り返りの記録です。こうやってまとめますと最初の一ヶ月の授乳なんて一日14回、15回なんてこともありました。しかも赤ちゃんがおっぱいをくわえている時間なんて両の乳で10分にも満たないのに、吸いつく、飲みきるとなると、1回最低30分はかかるんですから、起きている間はエブリタイム授乳&おむつ替え。体力的にはじ・ご・く! 旦那さんも今となってはいい思い出だと言っています。これが兄弟がいたりすると上の子どもの面倒を見ながらの育児なので、本当に世の中のお母さんには頭の下がる思いでいっぱいです。

表について。週ごとに授乳回数(ミルクや離乳食の食事の回数も含む。ただし糖水やお茶は含まない)とミルクの量(ml)を記載しています。睡眠時間について、睡眠が多いと授乳回数が減る傾向があるため参考として入れました。コメントでポイントとなるところは赤字としました。母乳の授乳時間は飲み終わった後に吐くかどうかで調整をしていきました。

   <週別授乳記録>

週数
一日平均
コメント
授乳
回数
ミルク
(ml)
睡眠
時間
18.314613.4母乳の出がいまいちのためミルク混合でスタート。自分の中に合宿のような病院のノリが自宅で続く。つまりアドレナリン放出状態で元気。母乳は5分×2(左胸、右胸)1セットとする。
28.99312.8おっぱい→うとうと→尿・便→気持ち悪くて泣く→おむつ替え→お腹が空いて泣く→抱いてあやす→(最初に戻る エンドレス) 絶望感が大半を占める。
310.616610.9母乳は7分×2(左胸、右胸)1セットにアップ。この時点で母乳の出がよくわからないことからもうしばらくミルクを足すことにする。とにかく寝てくれと祈るばかり。夜の授乳(21時-7時)は平均4.5回。
410.617011.1ミルクを飲まない日も中二日あったがだいたい一日60~200mlを足している。この週ですでに母乳だけでもいけそうな感触はあったが、今後の赤ちゃんの父親や祖母の育児参加も見越してミルク混合の方針を決める。
512.71439.7お宮参りに行ったり、来客の多い週。便秘発生。砂糖水を飲ませたり、授乳回数も増える。母親自身も食事に気をつけたり、ハーブティなどを積極的に飲み始め、母乳の質をよくすることを心がける。
611.715310.4一日の授乳頻度が高いと乳首が痛いため、代わりにミルクを飲ませることが多くなる。昼寝してくれれば頻度も減るため昼寝をしてくれと願うのみ。この頃から19時のお風呂、20時の睡眠前の授乳、寝かしつけの習慣がついてくる。
710.612610.8一日の授乳頻度が9~13とばらつきあり。夜寝る前の120mlミルクが固定となってくる。またこの頃から便秘発生。母乳の質改善を模索する。夜の授乳(21時-7時)は平均3回。20時に寝かしつけをすると0時までは起きないことが増えてきた。
810.116310.7一日の授乳頻度が8~12とばらつきあり。母乳で便秘を起こすことから、腸の動きをよくするためにややホット目にしたミルクを一日数回あげる日もあった。
98.612411.8まだ一日の授乳頻度がばらつきがあるものの全体を眺めると減ってきた。とはいえ、日中に毎時あげている日もあるため減ってきた印象はまだない。
108.416011.7この週から授乳頻度が減ってきて楽になる印象。夜寝る前の160mlミルクが固定となってくる。
118.79910.9寝る前のミルクをあげても寝ずにぐずる日があったため、その後の授乳で平均回数が増えた。哺乳瓶の乳首を3ヶ月用に変えるとミルク瞬殺。母乳とミルクを混合にすると乳頭混乱して飲めなくなる赤ちゃんもいるといわれるが、今のところ問題なし。
127.91609.9夜寝る前の160mlミルク+母乳5分×2で寝付くようになった。一方で朝4時半-5時起床パターンがついてきた。もっと寝ていいぞ。夜の授乳(21時-7時)は間は平均2回。
136.616011.4この週から更に授乳頻度が減ってきて楽になる印象。
146.118311.8赤ちゃんを残して母親のみ初めての長時間外出。いない間は父親のミルクで対応。
155.916010.9未だ昼寝の時間は定まらないが、トータル11時間前後の睡眠が固定となってきた。
165.113712.1この週から意図的に授乳間隔を4時間に1回にする。一日の授乳頻度が5となる。またこのあたりから逸乳といって口からタラーと出ることもなくなった。オエっと吐くのは相変わらずだが、吐いた後も元気なので気にしない。
175.716011.9先週から授乳間隔を空けるも、やはりまだ定まらず。なだめすかしてもって3時間半。お腹が空いたと泣いて根負けして授乳になることが多い。
185.416011.18時に寝かしつけしているが、この週なぜか深夜(0時~5時)に目が覚めることが増える。2時間くらい寝ない。日中特に変わったことはない。
195.116012.4初めて飛行機に乗り、母親の実家へ。一週間ばかり環境が変わるものの、授乳ペースは変わらず。先週のように深夜起きることもなくなった。
205.717111.4母親の実家から帰り、東京生活に戻る。甘えからか日中の授乳回数が増える。この頃から夜の授乳(21時-7時)は朝4時頃に1回。
216.117711.9夜寝る前の200mlミルクが固定となってくる。哺乳瓶の乳首を6ヶ月用に変えるとまたもやミルク瞬殺。また授乳時間は10分×2(左胸、右胸)1セットにアップ。
225.320011.9この週より離乳食スタート。離乳食の後は思う存分母乳。普通に10分×2を飲む。またこの頃から朝6時半起床、夜20時半就寝、朝8時、昼11時半、夕方17時の授乳(食事)タイムは固定となってくる。
23520011.7授乳頻度が一日5回と安定し始める。 またこの頃からお昼寝が1時半から2時の間に開始する習慣ができる。
245.320011.7離乳食が始まり便秘になる。母乳の回数も減ったせいか、母乳の質が悪いせいか、水分が足りないと思われるため、お茶を加える。また離乳食献立に水気の多い食事、さつまいもやダノンヨーグルトを入れる。
255.120012.3リズムの完成。授乳頻度が日中4回、夜間1回の計5回。朝8時、昼11時半、夕方17時、夜20時、早朝4時の授乳(食事)タイム。量は10分×2。夜のみミルク200ml+母乳8分×2。朝6時半起床、夜20時半就寝。朝10時から30分、昼2時から2時間お昼寝。
265.420011.8おでかけでリズムを崩す場合は、ベビーカーや抱っこで寝てもらうこともしばしば。授乳(食事)タイムは+1時間誤差までOKとする。



<参考>
*1:卒乳っていつごろするの?(ムーニーHP)
*2:母乳と子どもの知能指数との関係、より明確に(WSJ)


<紹介>



よい母乳を出すにはリラックスするのがなにより重要かもしれませんね。

コメント

  1. ドミノさん、理系ですね!と思いました。
    分析コメントが興味深いです。
    感情が分析内容に混在していないあたりが、素敵です。
    いつか子どもさんを育てさせてもらうことになったら、参考にしたいです。

    返信削除
    返信
    1. fujikokoniさん、こんばんは。

      私も旦那さんに赤ちゃんが出来て知ったのですが、世の中のお母さんは出産直後から授乳、尿、便について記録をつけることを病院で学び、家に帰っても継続する方が多いんですね。赤ちゃんの成長の目安として体重があるのですが、特に母乳育児を軌道に乗せるまでの最初の一ヶ月、母乳がどれくらい出ているかわからないため、それらの記録が参考になるからです。ですからお母さんたちは自然と科学的アプローチをしていることになります。

      とはいえ、うちの旦那さんは私に記録をまかせ、すうちゃんが飲みたいと泣けば与える、結果体重が増えてればいいやくらいのざっくりとした考え方で授乳に臨んでいました。よって私の旦那さん授乳観察日記だけが空しく増えていく状態に。うおう!(無念)

      そんな時インターネットを見ると先の見えない授乳で悩んでいらっしゃるお母さんが多いとお見受けしましたので、この記録が少しでも役に立てばいいかと思いましてこの記事を書きました。いつか役に立てば幸いです。

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